日本学生支援機構奨学金を申請する時に、「家庭事情情報」という欄に奨学金を希望する理由を200文字以内で書かなくてはなりません。 このページでは、奨学金申請理由を書く際のポイントと注意点、必要書類などについてわかりやすく解説いたします。
家庭(父・母・兄弟など)の収入支出状況を簡潔に書く!
父母の仕事や収入状況、学校に通う兄弟の学費負担の状況などを200文字という限られた文字数のなかで簡潔にまとめることが大切です。
嘘をつかない!
ある教諭から奨学金審査に有利になると考えて家計の収入を0円と書くように指導された学生が、 結果的に日本学生支援機構から「ではどのように生活をしているのか」と説明が求められたという話を聞きました。 あたり前ですが、嘘をつかずに正直に現状を伝えることが基本です。
申請者は学生本人であって親ではない!
子どもにしてみれば、親がいくら収入を得ているのか分からないもの。 しかし、奨学金の申請者は学生本人です。 学生自身から見た家庭の経済事情を伝えることが大切なので、キチンと親子で話し合ってください。
奨学金申請理由書例
父は水産会社に正社員として働いていますが、中小企業なので給与が高くありません。
母は近くのスーパーでパート勤務をしていますが、両親の収入を合わせても決して裕福ではありません。
また、私の下には大学進学を希望している高1の弟がいます。
私は県外進学を希望しており、学費に加えて生活費も必要になるので奨学金を借りて進学したいと考えています。
(165文字)
私は母親と二人暮らしの母子家庭です。
母は居酒屋で週6日一所懸命働いてくれていますが、家賃や食費などで毎月ギリギリだと言っています。
兄は一昨年高校を卒業して県外の会社に就職しましたが、母に仕送りができるほどの余裕はないようです。
私は将来美容師を目指していて、県内の美容専門学校に進学したいので奨学金を希望します。進学したら真面目に頑張ります。
(170文字)