2014年05月06日
5月22日~25日にかけて、『保護者のための奨学金スペシャルセミナー』を沖縄県高等学校PTA連合会の協力のもと開催いたします!!
<タイトル>
日本学生支援機構奨学金申込直前
『保護者のための奨学金スペシャルセミナー』
主催/奨学金なるほど!相談所 共催/沖縄県高等学校PTA連合会
<日時>
5月22日(木) 石垣市民会館中ホール(16:00~20:00)
5月23日(金) 名護市民会館中ホール(16:00~20:00)
5月24日(土) 沖縄産業支援センター1Fホール(13:00~17:00)
5月25日(日) 沖縄コンベンションセンター会議棟A1(13:00~17:00)
このブログでも何度も書いていますが、日本学生支援機構の奨学金が貸与型である以上、当然メリットとリスクが存在します。
全国の約4割の大学生が利用している現実を考えると、今や奨学金は無くてはならないものとなっていると言っていいでしょう。
特に県民所得が全国最下位の沖縄県では、大学や専門学校への進学者の8割程度が奨学金を利用していると感じています。実に全国平均の2倍以上の利用率となっているのです。
しかしながら、メリットだけでなくそのリスクも含めて奨学金の正確な情報が高校生、保護者に伝わっているとは言い難いのが現状です。
特に子どもと一生関わっていく保護者にこそ、奨学金の正確な知識を持ってもらいたいと常々考えています。
今回、沖縄県高等学校PTA連合会の役員の方々がそれらの課題を真剣に受け止めてくれた結果、ようやく実現にこぎ着けることができました。
奨学金のことを自身の課題として捉え協力頂いた沖縄県高等学校PTA連合会に感謝申し上げるとともに、企画の主旨に賛同して頂いた多くの高校の先生方にこの場を借りて御礼申し上げます。
話は変わりますが、4月28日に放送されたNHKの「あさイチ」の奨学金報道「返還金が返せない!?」に対して、日本学生支援機構が反論のコメントを機構のHPに掲載しました。
僕の講演に参加される保護者は、奨学金を必用としている人がほとんどです。しかし、参加者の中には、奨学金にかなり不安を抱えている保護者も見受けられます。
日本学生支援機構の奨学金制度に問題があることは事実ですが、少なくとも有利子奨学金の利率などの誤解されやすい部分こそ、メディアには正確に報道してもらいたいと思います。
日本学生支援機構の奨学金は実質“学生ローン”です。
「ローン=借金」ならば、リスクが存在することは当然です。
しかしながら、奨学金と教育ローンの利息の仕組の違いを理解すれば、教育ローンに比べて貸与型奨学金のメリット面も見えてくるはずです。
個人的には、給付型奨学金の創設の前に、貸与型奨学金の無利子化に努力して欲しいと考えています。
むしろ、給付型奨学金の創設は批判する側へのガス抜きに利用されかねないかと心配です。
先日、専門学校生への学費の減免制度の導入を文科省が検討し始めたことが報道されました。専門学校は大学に比べて圧倒的に私学の割合が高いのが特徴です。
経済的に厳しい家庭の学生を支援するのであれば、給付型奨学金のような限られた一部に対する直接給付よりも、私立大学の学費減免制度への助成金を増やす努力をした方が、より多くの家庭が恩恵を受けることができるのではないかと思います。
いずれにしても、今、進学を考えている保護者にとっては、理想論よりも現実の対策が重要であることは明らかです。
数年前にたった一人で始めた奨学金アドバイザーとしての活動・・・・
上から目線で小バカにし、心無い言葉を投げつける人は何人も居ました。
正直、はらわたが煮えくり返ることもありましたし、無知の知を知らない教諭の傲慢な態度に手を出したくなることもありました。
それでも、あきらめずに自分を信じて続けていくなかで、少しずつ理解者、賛同者が増えてきたお蔭で今回のセミナー企画を実現することができました。
毎日、続々と参加申し込みのFaxとメールが届いていますが、まだまだ安心はできません(笑)。
開催まであと16日。
『保護者のための奨学金スペシャルセミナー』を成功させることに全精力を注ぎます!!
久米忠史プロフィール
1968年生まれ 東京都在住
奨学金アドバイザーとして2005年から沖縄県の高校で始めた奨学金講演会が「分かりやすい」と評判を呼び、 全国で開催される進学相談会や高校・大学等での講演が年間150回を超える。
公式サイト「奨学金なるほど!相談所」
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コメント/トラックバック (1件)
6月に沖縄県で開催させれるセミナーが一杯で申し込みの問い合わせが出来ませんでした。
6月以降で 奨学金・進路相談スペシャルセミナーが有れば、教えて下さい。
投稿日時: 2018.06.1@20:19 投稿者: 山城知恵
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