2014年11月21日
先日、毎日新聞の記者さんから取材を受けた奨学金に関する記事が、昨日11月20日に掲載されました。
毎日新聞社本社を訪れたのは、一昨年に週刊エコノミストに寄稿させて頂いた時以来でしたのでなんか懐かしい気持ちになりました。
何度か当コラムでも書いていますが、奨学金制度批判だけでなく、現実的な対応策にメディアが目を向けてくれるようになったことを素直に嬉しく思っています。
日本学生支援機構の現行制度には改善すべき点が多々あることは事実です。しかし、対応策を提示しない一方的な批判だけでは、いたずらに利用者の不安を煽るだけになりかねないと心配しています。
今年も100回以上講演しましたが、年内は残すところあと2回となりました。
昨日は高校での今年最後の講演。読谷高校の生徒と保護者、昼夜のダブルヘッダーでした。
9月以降の講演では、「予約採用後の実践編」として奨学金のリスクの詳細とその対策など厳しい話を伝えています。また、大学生の中退率や本当の就職率などショッキングな数字も隠すことなく伝えます。
その理由は、奨学金を借りてまで進学したのに結果的に進路のミスマッチに陥ってしまった時、被害を被るのは学生と保護者自身だからです。
奨学金問題は「制度問題」×「ポリシー無き学校の募集問題」×「雇用問題」の3つの要素が関係しています。
12月1日に一般社団法人マナビシードを設立いたします。マナビシードとは“学びの種”という意味です。
嬉しいことに、活動の賛同者が数名集まってくれました。これまで行ってきたことを着実に積み上げ、民間の立場から微風を吹かせたいと思っています。
久米忠史プロフィール
1968年生まれ 東京都在住
奨学金アドバイザーとして2005年から沖縄県の高校で始めた奨学金講演会が「分かりやすい」と評判を呼び、 全国で開催される進学相談会や高校・大学等での講演が年間150回を超える。
公式サイト「奨学金なるほど!相談所」
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