2020年03月05日
日本学生支援機構が全国の高校に今週通知した2020年度の予約採用に関する案内書類によると、例年よりもスケジュールが大きく変わることが判明しました。
昨年は、大学無償化法の影響で予約採用の応募時期が大幅に後ろ倒しされたうえ、1回切りの募集となりましたが、一昨年までは春と秋の2回の募集時期が設けられていました。
それが今年については、応募機会は2回あるものの、その期間は4月下旬から6月までの約2ヶ月に限られることになります。
具体的な日程は以下の通りです。
<スカラネット入力>
1回目 4/24~5/31
2回目 6/1~6/30
<奨学金採用決定通知>
1回目 10月下旬
2回目 11月下旬
これまで春と秋に分けられていた応募時期が、春の実質的に1回募集となる理由が当該書類では明らかにされていませんが、おそらく給付型奨学金採用者に対する入学金免除手続きなど大学側の事情を考慮した結果ではないかと想像します。
4月から高校3年生となる子をもつ保護者は、今年は“新学期早々に奨学金の案内が来る”と心づもりしておくほうがいいでしょう。
また、奨学金とは直接関係はありませんが、2021年度から、これまでのAO入試が「総合型選抜」と呼称が変わるうえ、実施時期が9月からと1ヶ月後ろ倒しされます。
この1ヶ月が、そのあとに控える学校推薦型選抜(指定校推薦)や一般選抜(一般入試)に大きな影響を与える可能性があります。
ひと言でいえば、これまでよりも早い段階での志望校選択が必要になってくるのです。
「高校から奨学金の案内がなかった」という保護者の訴えを毎年聞きますが、多くの原因は高校担当者の問題ではなく、子ども本人の自覚性の無さだと感じています。
ですので、来年進学するために奨学金を必要とするならば、子ども本人に当事者意識を持たせ、高校からの案内を見逃さないようにしてください。
久米忠史プロフィール
1968年生まれ 東京都在住
奨学金アドバイザーとして2005年から沖縄県の高校で始めた奨学金講演会が「分かりやすい」と評判を呼び、 全国で開催される進学相談会や高校・大学等での講演が年間150回を超える。
公式サイト「奨学金なるほど!相談所」
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高校で奨学金担当をしている者です。
@「高校から奨学金の案内がなかった」~
自覚性の無さは生徒本人だけでなく、正直言って一部保護者もだと感じてます。
3月下旬に2年生通知表郵送するときに「3年4月初旬に予約奨学金の案内を生徒に配付します」連絡文書を同封して送りました。
始業式の翌日に予約奨学金説明会の案内を3学年全員に配付しました。
その状態で、4月下旬に保護者から「大学予約奨学金の申込みの案内はいつでしょうか」と問い合わせ電話がかかってくる(確認したら、子どもはプリントをを保護者に渡していませんでした)。
4月当初は「郵送した機構のチラシをなくしたのでもう一度ほしい」という保護者もいました。
「みんなが借りているから」と簡単に申し込める制度だと勘違いしている生徒・保護者がけっこういるように感じます、あと、一部の生徒・保護者から「高校に言えば何とかしてもらえる」という甘えを感じる時もあります。
話は変わりますが、申請時期が早くなった理由は、昨年度大きな制度変更があり、色々あったからだと思います。
あくまで個人的な見解ですが、①給付奨学金制度ができて申請者数が多くなった&制度変更等の影響で予定通りにスケジュールが進まなかった(当初の予定よりも1か月程決定通知が遅くなった)、②書類不備で審査ができない、もしくは「マイナンバー提出書」未提出により審査ができないケースがかなり発生(機構の予想以上に多かったのでは…)。不備書類等の再提出→再審査にかなり時間がかかった(他校で決定通知がかなり遅れて2月末になったケースあったと聞きました)
11月下旬~12月上旬に決定通知がなければ、つなぎ融資制度を利用したくでも利用できずに困る人がでてきます。昨年は決定通知が予定よりも約1か月遅れて12月中旬~下旬になりました。何かしら改善対策が必要→全体的にスケジュールを早くする、となるのは、やむなしかと。
投稿日時: 2020.04.27@02:30 投稿者: 匿名希望
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