2014年12月06日
師走に入り2014年もあと残りわずかとなりました。
毎年のことですが、年末は慌ただしいですね(笑)。
思えば、奨学金と真正面から向き合いはじめて10年が経ちました。また、それまでお世話になった会社から独り立ちして3年過ぎたことにもなります。
当然思うようにいかないことも多く、特に金銭面での苦労が続きますが、それでも自由に発言し行動する道を選択して良かったと改めて思っています。
今週は、大阪→名古屋→長野→東京→仙台→東京→千葉(かなり遠方)→東京→大阪と移動も多く、脂肪肝のメタボリック中年には結構堪えた一週間でしたが(笑)、自分のターニングポイントだったと後々に振り返る時になりそうな気がしています。
そう考える第一の理由は、前回のブログにも書きましたが、一般社団法人マナビシードの登記が完了したことです。
マナビシードとは、その名の通り“学びの種”という意味です。
やりたいことは色々あるので、徐々に公表していきたいと思いますが、まずは最低限の運営費を稼ぐことですね(笑)。
実は今年の後半にに入って、思わぬところから出会いが続きました。しかも、この出会いは僕からアプローチしたのではなく、全く面識のなかった方や組織から連絡をいただいたものです。
今週の水曜日は、子どもたちの学修支援活動をおこなっているNPO団体の10人ほどの若いスタッフさん達と奨学金の勉強会をさせていただきました。現役大学生の方も数人居て、自分が普段会っている保護者や高校生たちとは違った声を訊くことができて為になりました。
そして本日土曜日は、マナビシードに関心をもっていただいた会社の社長から社員の方々へのプレゼンの機会をいただきました。僕自身嬉しかったのは、半年前には「奨学金なるほど!相談所」のホームページの存在を知っていただいたうえで、連絡をいただいたそうです。社内で検討した結果、お声掛けいただいたとすればホントに光栄です。
2009年に「奨学金なるほど!相談所」のHPを立ち上げ、本格的に奨学金アドバイザーとして活動を始めましたが、僕個人ひとりで行ってきたのが実態です。
僕は学者でもなく資格もなく組織的なバックボーンもないので、高校教員から腹が煮えくり返る対応をされることがありました。また、教育業界(教育村社会)では実績のある会社や人から、上から目線で言われたことが何度もあります。
でも、現場の保護者の関心や不安は、彼らが言うものとは違っていました。僕自身の主義ですが保護者目線を第一にして活動していた結果、保護者からの相談は増え続け、現場のニーズも実感し続けることができました。
すると不思議なことに、徐々に理解者が増えてきて、面白いことに子どもの頃から嫌いだった教師という職種にも、今では友達の方が多くなりました(笑)。
マナビシードは来年から本格的に始動します。参加していただける強力なメンバーも決まっています。
共振してくれる仲間、組織が増えることを嬉しく思いますし、楽しみにしている自分がいます。
だれのための進学なのか、だれのための奨学金なのか、それを忘れずに学びの種を蒔きたいと思います。
久米忠史プロフィール
1968年生まれ 東京都在住
奨学金アドバイザーとして2005年から沖縄県の高校で始めた奨学金講演会が「分かりやすい」と評判を呼び、 全国で開催される進学相談会や高校・大学等での講演が年間150回を超える。
公式サイト「奨学金なるほど!相談所」
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