2015年03月29日
絶対におかしい! 間違っている!
腸が煮えくり返っていたため、少し冷静に考えるための時間が必要でした。
許し難く、恥ずかしくなる奨学金に関する報道を目にして、猛烈に怒っています。
朝日新聞デジタル 2015年3月23日
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「奨学金800万円流用で懲戒免職 三重の校長、教頭時に」
三重県立伊勢高校(同県伊勢市)の同窓会が在校生用に設けた奨学金約800万円を私的に流用したとして、同県教育委員会は23日、同校元教頭で県立飯野高(同県鈴鹿市)の落合宏明校長(56)を同日付で懲戒免職にし、発表した。全額返金されたため、同窓会は刑事処分は求めないという。
(中略)
引き継ぎがされないため、昨秋から伊勢高校長に追及され、今月初めに県教委に報告した。遊興費での借金のほか、親が残した借金や家族の入院費用、子どもの学費などで「生活が苦しかった」と説明しているという。県教委は「公務外だが、教育活動に関わる」として、監督責任があった伊勢高校長と県教育長ら4人を文書訓告や厳重注意の処分にした。
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「流用」と「横領」は、法律的には大きな違いがあるようです。簡単にに言うと、他人のお金を“不正に”使い込んだ場合、訴えられれば横領、そうでなければ流用となるそうです。
言うまでもないですが、犯した罪の本質は同じです。
記事によれば、三重県教育委員会は「全額返金されたため刑事処分は求めない」とのこと。
懲戒免職で十分と考えたのでしょう。
いつの時代にも、落合某のようなつまらない人間はいますが、最も罪深い連中は、今回の判断を下した教育村の幹部達だと思います。
不思議なもので、田舎ほど、元校長などは地元の名士とされ、本人やその一族も勘違いしています。
教員社会で出世する仕組みは、社会では通用しない歪な人間を育てる特殊なハウス栽培のようです。
実際、民間企業では入社3ヵ月の新人でもできる名刺交換さえ、まともにできない校長や教頭は珍しくありません。
2011年の大津市のいじめ自殺事件の時の教育委員会の対応に全国民が呆れたと思いますが、今回の事件を見ても教育村幹部の民度の低さには呆れてしまいます。
教育委員会とは誰のために存在しているのか? 相も変らぬ内向き志向に絶望です。
税金を喰らいながら教育村で出世を目指す村民の視界は1m程度しかないようです。
文字は読めても、その意味を全く理解できない白痴ですね。
久米忠史プロフィール
1968年生まれ 東京都在住
奨学金アドバイザーとして2005年から沖縄県の高校で始めた奨学金講演会が「分かりやすい」と評判を呼び、 全国で開催される進学相談会や高校・大学等での講演が年間150回を超える。
公式サイト「奨学金なるほど!相談所」
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