2019年06月16日
ようやく、2020年度進学者用の奨学金案内書が配布公開されました。
例年であれば4月には全国の高校に配布されていたものが、今年に限って6月となったため、不安を感じる保護者は多かったはずです。
これは保護者だけでなく、高校の先生方も同じ思いだったでしょう。
【日本学生支援機構奨学金の予約採用案内書】
◆給付型奨学金の案内書
◆貸与型奨学金の案内書
新たに始まる給付型奨学金の案内書が配布されたタイミングで、「奨学金は給付型と貸与型の両方を申し込めるのか?」という質問が何人かの保護者から寄せられました。
同様の疑問と不安を持たれている方が多くいると思うので、このブログでもお答えします。
「今度の給付型奨学金と従来の貸与型奨学金の両方を申請できるのか?」
「給付型奨学金が採用されたとして、貸与型奨学金も利用できるのか?」
この2つの質問に対する答えは、いずれも「YES」です。
ただし、給付型奨学金に採用された場合は、貸与型奨学金である無利子の第一種奨学金の貸与額に制限がかかります。
ちなみに、第二種奨学金には制限がかからないので、従来通り2万円~12万円の中から希望する月額が選択できます。
第一種奨学金に制限がかかる理由は、給付型と同じく国民の税金が財源となっているからだと推察します。
次回は、新・給付型奨学金の収入基準について、解説したいと思います。
久米忠史プロフィール
1968年生まれ 東京都在住
奨学金アドバイザーとして2005年から沖縄県の高校で始めた奨学金講演会が「分かりやすい」と評判を呼び、 全国で開催される進学相談会や高校・大学等での講演が年間150回を超える。
公式サイト「奨学金なるほど!相談所」
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コメント/トラックバック (1件)
スカラシップアドバイザーのスライドにはなぜか載っていませんが、給付型奨学金への過剰な期待は禁物と相談者様にはお伝えしています。これは授業料等の減免制度でも同じです。
投稿日時: 2019.06.16@15:51 投稿者: 近畿FP事務所 長尾公二
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