2013年08月24日
8月23日~24日の2日間、東洋大学のオープンキャンパスで「奨学金ガイダンス」を実施させて頂きました。
ちなみに東洋大学の公式HPからリンクで見れる“東洋大学・進学費用対策特設ページ”も作らせて頂いています。
日本学生支援機構の利用者が1万人近くもいる東洋大学にとって、奨学金ガイダンスは重要な意味を持っているとのことで、昨年から年間10回程実施させて頂いています。
今回も2日間で計4回、300人以上の保護者・受験生が参加されました。
昨年よりも保護者の参加率が高く、今回は聴講者の80%以上が保護者だったのではないでしょうか。
おそらく奨学金の返済問題などがメディアで取り上げられるようになったことで、奨学金に関心を持つ方が増えたのではないかと推測しています。
しかし、その一方、奨学金について全く知識が無い方が多いのも事実です。
今回も高校3年生の保護者の30%程度は「予約申込み」の存在自体を知りませんでした。
最近、初等中等教育の場で、金融教育の必要性を求める声が出始めていますが、子どもたちだけでなく保護者にも伝える必要があると、常々感じています。
実際の話、高校や大学関係者の立場からすると、卒業後の学生をフォローし続けることは現実的には困難です。
そう考えると、学生だけでなく、保護者自身が奨学金に対する正しい知識を持つことが重要になってきます。
奨学金が子どもが背負う借金である以上、なお更ではないでしょうか。
8月7日に発行された日本私立大学連盟の“大学時報”に「貸与型奨学金の本質を考える」と題して8ページ寄稿させて頂いたところ、関西の有名大学から僕の講演スライドを欲しいとの連絡を頂きました。
僕は、以前から高校から依頼されると喜んで講演データを無償で提供させて頂いています。
たしかに講演スライドは僕の知的財産かもしれませんが、今はより多くの方が奨学金を正しく理解することの方が重要だと思っているからです。
このブログを読まれて欲しいと思われた学校関係者は、遠慮なくご連絡ください。
ただし、進学事業者など営利を目的とされる方からのお申し込みはお断りしていることを予めご了承くださいませ。
久米忠史プロフィール
1968年生まれ 東京都在住
奨学金アドバイザーとして2005年から沖縄県の高校で始めた奨学金講演会が「分かりやすい」と評判を呼び、 全国で開催される進学相談会や高校・大学等での講演が年間150回を超える。
公式サイト「奨学金なるほど!相談所」
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